ニュース 電子 作成日:2018年4月11日_記事番号:T00076412
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した3月連結売上高は前月比60.4%増、前年同月比20.8%増の1,036億9,700万台湾元(約3,800億円)で、単月で初めて1,000億元を上回った。証券会社は、仮想通貨の採掘(マイニング)向けチップ、グラフィックチップの大口受注が貢献したと指摘した。11日付経済日報などが報じた。
TSMCの第1四半期連結売上高は前期比10.6%減、前年同期比6.1%増の2,480億7,900万元で、目標を下回った。台湾元高が影響した。同社は、米ドル換算では目標の84億~85億米ドルに届いたと説明した。
仮想通貨のマイニング関連需要の見通しについて、市場関係者からさまざま見解が示されている。凱基投顧(KGIインベストメント・アドバイザリー)の朱晏民董事長は、ビットコインの価格変動が激しく、需要が読みにくいと指摘した。康和綜合証券の廖継弘・自己売買部門総監は、当面は強い需要が続くとの見方を示した。
サムスン電子が7ナノメートル製造プロセスでクアルコムのハイエンドスマートフォンチップ「スナップドラゴン855」を受注したと韓国メディアが報じたことに対し、TSMCのサプライチェーン関係者は、クアルコムはハイエンドチップをTSMCに発注しており、コストを考慮してサムスンには一部のミドルエンドチップを発注しているにすぎないと同報道を否定した。
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