ニュース 社会 作成日:2018年4月12日_記事番号:T00076459
環境保護署(環保署)は11日、環境への影響が懸念されるポリ塩化ビニル(PVC)製容器の使用を減らすため、同容器の回収・処理費用を来年7月1日より、1キログラム当たり87台湾元(約320円)へと現行の18.5元から約5倍に引き上げると発表した。12日付工商時報が報じた。
環保署によると、台湾では主にガソリン洗浄剤や美容院の整髪料の容器にPVC製が使用されているが、PVCには塩素が含まれるため、焼却処分の際にダイオキシンが発生しやすいという。ただ近年、食の安全および環境保護意識の高まりを受けてPVC製容器の使用は年々減っており、昨年1年間の使用量は200トンと10年前の4,000トンに比べ20分の1にまで減少。プラスチック製容器全体の使用量に占める比率は0.29%、回収量に占める比率も0.42%まで低下した。
今回、回収・処理費用の大幅引き上げによって代替材質製容器の採用を促進することで、PVC製容器の使用量は現在の10分の1にまで減少すると環保署は予測している。
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