ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

カーライル、12大建設事業に投資意欲


ニュース 建設 作成日:2008年5月23日_記事番号:T00007647

カーライル、12大建設事業に投資意欲

 
 世界最大のプライベート・ファンド、カーライル・グループの創始者デービッド・ルーベンシュタイン社長は22日、台北市内で蕭万長副総統と会談し、馬英九新政権が掲げる「愛台12大建設プロジェクト」に参加し、台湾を対アジア投資の重点地域とする考えを示した。23日付経済日報が伝えた。
T000076471

 
 馬英九政権の大型公共事業に関心を示した外資は、桃園空港の再開発計画に投資意向を示したモルガン・スタンレーと豪マッコーリー銀に次ぎ3社目となる。

 馬総統は記者団に対し、「カーライルは台湾への投資に非常に興味を持っている」と指摘。蕭副総統も「カーライルは850億米ドルに上る資金を持っており、ルーベンシュタイン氏は関係資料を持ち帰った」と述べた。

 愛台12大建設プロジェクトは馬英九政権の総統選における中心公約で、投資総額は4兆台湾元(約13兆7,000億円)、政府出資分は2兆6,000億元に上る。

 カーライルは近年、大衆銀行、凱擘(kbro、旧東森媒体科技)、東森電視などに投資している。また、亜洲信託、慶豊銀行の買収も検討しているとされる。