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ホテル全土で4千軒目前、供給過剰で共倒れ懸念【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2018年4月13日_記事番号:T00076481

ホテル全土で4千軒目前、供給過剰で共倒れ懸念【図】

 交通部観光局の統計によると、昨年、台湾全土の観光ホテルと一般ホテルの軒数は前年比7.48%増の3,979軒に達し、過去最高となった。過去2年は1日半に1軒のペースで新たなホテルが開業しており、業界からは供給過剰による共倒れを防ぐべく、政府が法規制によって開業ペースを抑制すべきといった意見も出ている。13日付経済日報が報じた。

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 台北威斯汀六福皇宮(ザ・ウェスティン台北)の年内の閉館決定に対し、ホテル業界関係者は、▽近年のホテル供給大幅増▽台湾訪問客の構造変化▽商圏エリアの再編──の3点を業界が直視すべき課題として挙げた。

 国賓大飯店(アンバサダー・ホテル)の許育瑞董事長は12日、近年ビジネス客が減少していることを指摘しつつ、建物を租借してホテル経営を行う場合、観光客が増え続けることが前提となり、減少に転じた場合は賃貸料によってつぶされてしまうと説明。同社は観光客やビジネス客に過度に依存せず、レストラン業への投資に重点を置いて、レストラン業の売上比率を現在の6割余りから今年7割まで引き上げることを目標に置くと表明した。

/date/2018/04/13/11hotel_2.jpg許董事長(左4)は、アンバサダーの宿泊客は日本人が7割で、景気にかかわらず、客室稼働率は80%近くを維持していると語った(12日=中央社)