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デジタルテレビ用チップ、北米で需要低迷


ニュース 電子 作成日:2008年5月23日_記事番号:T00007651

デジタルテレビ用チップ、北米で需要低迷


 米国経済の低迷で、デジタルテレビの需要は大幅な下方修正が避けられない見通しとなり、台湾系のデジタルテレビ用チップメーカーは、テレビの生産調整によってチップ生産量に影響が及ぶとの見方を示した。23日付電子時報が伝えた。

 チップメーカー関係者は、「デジタルテレビの主要市場は米国だが、北米で今年上半期の景気が低迷し、下半期も改善が見込まれない状況で、川下のテレビメーカーは出荷量の調整に入るとみられる」と述べ、当初の予想に反した厳しい市場認識を示した。

 テレビメーカーでは、米アムトランが出荷量を下方修正したほか、フィリップスの北米テレビ部門もデジタルテレビ市場が「冬眠期」に入るのは避けられないと予測した。このため、聯発科技(メディアテック)は既に4~6月期のデジタルテレビ用チップ出荷量が予想を下回るとの見通しを公表している。各社は出荷量が減少する中でも、市場シェアの拡大に全力を挙げる方針だ。