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偏光板の力特、LG化学が買収か


ニュース 電子 作成日:2008年5月23日_記事番号:T00007652

偏光板の力特、LG化学が買収か

 
 韓LGグループの傘下で偏光板世界3位のLG化学が、台湾最大手の力特光電科技(オプティマックス・テクノロジー)が計画している25億台湾元(約85億円)の株主割当増資案に応じ、力特を買収して世界シェア首位を狙うとの観測が出ている。事実とすれば、偏光板市場の勢力図が書き換えられる可能性がある。この情報について力特の李心英スポークスパーソンは22日、株主割当増資の計画はあるが、引受先はまだ決まっていないとコメントした。23日付経済日報が報じた。

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 偏光板の世界市場において、力特のシェアは約13~14%で、LG化学は約16%だ。両社を合わせるとシェアは約30%となり、シェアトップ日東電工(本社・大阪市北区、柳楽幸雄取締役社長)の31.5%に迫る。

 力特は昨年より液晶モニターと液晶テレビ用の偏光板を韓パネル大手のLGディスプレイ(LGD)に出荷しており、LGグループとの信頼関係を深めていると業界関係者は指摘している。

 観測では増資の引受先として、パネル大手の中華映管(CPT)の名も浮上している。力特は液晶モニター用偏光板の4割を華映に出荷しており、資金面でも同社との戦略的提携の締結を求め、積極的にアプローチしているとみられる。