ニュース 電子 作成日:2018年4月18日_記事番号:T00076547
花旗環球証券(シティグループ・グローバル・マーケッツ・タイワン・セキュリティーズ)はこのほど、アップルが下半期に発売するとみられる次期iPhone3機種について、年内の出荷台数予測を9,000万台と従来予測の1億台から下方修正。これに伴い、iPhoneの組み立てを手掛ける鴻海精密工業、およびタッチパネルを供給する宸鴻集団(TPKホールディング)の投資格付けを「買い」から「売り」に引き下げた。18日付工商時報が報じた。
花旗環球証券の調査チームは次期iPhone各機種の年内出荷を、▽6.1インチ液晶パネル搭載モデル、4,300万台(従来予測5,000万台)▽6.5インチ有機EL(OLED)パネル搭載モデル、2,700万台(従来予測3,000万台)▽5.8インチ有機ELパネル搭載モデル、2,000万台(変更なし)──と予測した。
花旗環球証券の楊維倫ハイテク産業アナリストは鴻海について、通信、ロボット、ソフトウエアサービス、ディスプレイパネルといった分野で事業を強化しているが、軌道に乗るまでには時間が必要で、アップルの不振による打撃を補うことは困難との見方を示した。
TPKについては、同じく次期iPhone向け受注を獲得したとされる鴻海精密工業傘下のタッチパネルメーカー、業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディング、GIS)との価格競争が激化していると指摘した。
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