ニュース 政治 作成日:2018年4月20日_記事番号:T00076612
民進党から新北市長選挙への立候補が決まった蘇貞昌同党前主席は19日、来週総統府秘書長に就任する陳菊高雄市長を、選挙対策本部の幹部に招く考えを表明した。これに対し、野党国民党から行政の中立性に違反するとの批判の声が上がっている。20日付聯合報が報じた。
陳菊氏。民進党は、総統府秘書長は配分できる行政リソースを持たないことも、選対幹部就任に問題がないことの理由に挙げている(19日=中央社)
国民党立法院党団(議員団)の林徳福総召集人は、「国民党政権時代、民進党は政務官が選挙に介入しないよう求めておりダブルスタンダードだ。当時国民党を批判した視点を自分にも当てはめるべきだ」と批判した。
これに対し民進党選対の陳明文召集人は、総統府秘書長は特別任用職に当たり、「公務人員行政中立法」の対象となる公務員とは異なるため問題ないと反論した。
陳菊氏が蘇氏の選対幹部就任を応諾するのか、蘇氏は明らかにしていない。ただ、陳菊氏は「新北市は民進党にとって最も重要な選挙区であり、全党を挙げて勝利を目指すべき」との考えを示している。
新北市長選の現在の見通しについて陳明文召集人は、「勢力は拮抗(きっこう)しており過度の楽観はできない。ただ、勝てる自信はある」と発言した。
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