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国票金控、役員改選で二大勢力が和解


ニュース 金融 作成日:2008年5月26日_記事番号:T00007670

国票金控、役員改選で二大勢力が和解

 
 国票金融控股(ウォーターランド・フィナンシャル・ホールディングス)が6月27日に行う役員改選をめぐり、耐斯集団(ナイス・グループ)の陳哲芳総裁と美麗華集団の黄春発董事長の勢力は一転和解し、共同で経営に当たっていくとする共同声明を発表した。24日付経済日報が伝えた。

 両勢力はいずれも約20%の株式を保有しており、役員改選を前に議決権行使のための委任状の獲得競争を展開すると報じられていたが、双方は交渉の結果、取締役会で董事11人、監事3人のポストを平均して振り分け、共同で指名することで合意した。

 黄春発陣営は一時、美麗華飯店の名義で委任状取得の不正行為告発に懸賞金を支払うなどとする新聞広告を掲載し、委任状獲得で金銭が飛び交うとの観測が流れるなど、両勢力の対立は決定的とみられたが、最終局面で交渉により事態打開が図られた。双方は金銭で経営権を争うより、共同で利益を追求するほうが得策と判断したとみられる。