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中国でボトル用PET不足、台湾メーカーの受注増


ニュース 石油・化学 作成日:2018年4月26日_記事番号:T00076703

中国でボトル用PET不足、台湾メーカーの受注増

 中国では昨年末からペットボトルなどプラスチック資源ごみの輸入が禁止され、ペットボトル用ポリエチレンテレフタレート(PET)の供給が不足している。これを受け、台湾の▽遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)▽新光合成繊維(新繊)▽力麗企業──などに対応し切れないほどの受注が入っている。ペットボトル用PETの供給不足は6月までは続くとみられ、関連各社は第2四半期の業績拡大が期待できる。26日付工商時報が報じた。

 中国のPET生産能力は700万トン余りで世界最大だが、資源ごみの供給不足によりPETを輸入している。市場の第2四半期の平均オファー価格は1キログラム当たり4~5台湾元(約15~18円)へと従来の3.5元から上昇した。最近では1キロ当たり7元という価格も出ている。

 これを受け、力麗企業はフル稼働で受注に対応している。月産能力2,000トンの繊維用PETラインを6月からペットボトル用PETの生産に切り替え、ペットボトル用PETの月産能力を8,500トンに増強する計画だ。

 新繊は、今年の受注状況はここ3年で最も良いと明らかにした。