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警察官襲撃罪の新設検討指示、慎重論も


ニュース 社会 作成日:2018年4月27日_記事番号:T00076742

警察官襲撃罪の新設検討指示、慎重論も

 反年金改革グループと警官隊が25日に立法院で衝突し、負傷者多数が出たことに関連し、頼清徳行政院長は26日、警察官に対する攻撃を処罰する「警察官襲撃罪」の新設に向けた検討を法務部に求めた。27日付聯合報などが伝えた。

 頼行政院長は「抵抗は民主国家における合法的権利だが、(25日の)秩序逸脱は法律の範囲を超えている。政府はこうした暴力行為を絶対に容赦しない。警察と司法機関に厳格な法律執行を求める」と述べた。

 しかし、法曹界からは刑法には既に公務執行妨害罪があるため、個別の事件をきっかけとする警察官襲撃罪の新設には慎重な見方が根強い。また、学生が立法院を占拠したヒマワリ学生運動には寛大でありながら、今回の事件で「警察官襲撃罪」の新設を持ち出すのは、蔡英文政権の「ダブルスタンダード」だとの批判意見もある。