ニュース 石油・化学 作成日:2018年4月30日_記事番号:T00076762
遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の化学繊維メーカー、遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)が2月に米M&GポリマーズUSAから買収したウェストバージニア州のポリエチレンテレフタレート(PET)工場は、第3四半期に稼働を開始する予定だ。稼働後、遠東新世紀は同工場の拡張を検討しており、PET生産で世界最大手を目指す構えだ。29日付経済日報が報じた。
遠東新世紀は、経営破綻して競売に掛けられていたM&GポリマーズUSAのPET工場を10億台湾元(約37億円)で落札した。同工場の敷地面積は424エーカー、年産能力は36万トンだ。稼働後も敷地の半分が利用可能であるため、工場の拡張を検討している。
遠東新世紀は現在、PET生産で世界5位以内に入る。同社は3月、米テキサス州南部のコーパスクリスティに高純度テレフタル酸(PTA)とPETの一貫工場を建設すると発表した。PETの年産能力は110万トン、PTAは130万トンを計画しており、それぞれ2、3年後に生産を開始する予定だ。同社は、世界最大のPTA・PET一貫工場、米国最大のPTA工場になると説明していた。
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