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宝勝のコンバース中国総代理権、ナイキが来年切り替え


ニュース その他製造 作成日:2008年5月26日_記事番号:T00007679

宝勝のコンバース中国総代理権、ナイキが来年切り替え

 
 大手靴メーカーの宝成国際集団傘下で、中国でスポーツ用品販売を手掛ける宝勝国際の黄宗仁執行長は25日、米ナイキが2009年1月より宝勝からコンバースの総代理権を回収し、中国独占販売権の授権へと切り替えることになったと明かした。ただ、台湾と香港における総代理権は維持される。26日付工商時報が報じた。
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 宝勝は現在、中国大手スポーツメーカー李寧、アディダスの両ブランドで中国第1位、ナイキの販売では同2位の小売商だ。黄執行長によると、コンバースの総代理権回収により、「経営への衝撃は確かにあるが、制御可能な範囲だ」と語った。

 黄執行長によると、コンバース中国総代理による利益は全体の18%余りで、独占販売と小売業者への卸売りを合わせた利益では約10%へと縮小する。今後コンバースの小売り業務を拡大することによって総代理権回収のショックを和らげたい考えだ。

 黄執行長はまた、今年は北京五輪に合わせ店舗拡充を加速して直営店を1,650店舗追加し、販売拠点の1万店突破目指すと語った。

 さらに親会社の宝成工業は23日、宝勝の香港上場を申請し、順調に行けば6月6日、同グループ4社目となる上場企業が誕生すると発表している。