旅行業界で、値下げ競争が激しい単純なツアーではなく、テーマを絞り込んだ特色あるツアー商品で高収益を狙う動きが目立っている。３日付経済日報が伝えた。
雄獅旅行社（ライオントラベル）は「冒険ツアー」で売り込みをかけている。北欧での狩猟ツアー、ロシアでの戦車搭乗ツアーなどだ。
聯合報行旅事業処は、アフリカ東部で野生動物を見るツアーや、日本新潟県の「越後妻有アートトリエンナーレ」を観覧するツアーなどを売り出している。
南部を地盤とする五福旅行社は、菜食ツアー、極上の宿ツアーなどを企画している。
ただ、雄獅旅行社テーマ旅行部の游国珍総経理は「最も難しいのは、顧客をコミュニティー化し、将来的にテーマ旅行の潜在顧客にすることだ。長期にわたる展開が必要で、一般のツアーのように商品情報を掲載すれば申し込みがあるというわけではない」と話した。
