ニュース 金融 作成日:2018年5月3日_記事番号:T00076824
台湾株式市場で外国人投資家が2日まで8営業日連続で売り越し、売却規模が600億台湾元(約2,200億円)に達する中、為替市場でも外資による資金引き上げで台湾元相場が下落している。
3日付経済日報によると、2日の台湾元相場は前日比0.153元の台湾元安水準となる1米ドル=29.758元で取引を終えた。下落率は0.51%で、過去1年余りで最大だった。台湾元は対米ドルで年初来安値にまで下落し、売買代金も過去1週間で最大の16億2,200万米ドルに膨らんだ。
銀行の為替担当者は、外国人による2日の資金引き揚げ規模を5億~8億米ドルと推定。中央銀行は小出しの米ドル売りで急激な台湾元安進行を防いだと指摘した。
背景には米ドル相場の上昇があり、アジア通貨は軒並み弱含んだ。ただ、2日の下落幅は韓国ウォン(0.75%)よりは小さかった。
4月の月初から台湾元はじり安傾向を示し、3月末の29.12元に比べると、0.638元、2.14%下落した。市場関係者は「外資による台湾株離れで株価が下値を追っており、台湾元相場も上昇は難しい」と指摘した。
なお、3日午前の台湾元相場の終値は1米ドル=29.749元で、前日比0.09元、元高に戻した。
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