ニュース その他製造 作成日:2018年5月8日_記事番号:T00076895
経済部統計処が7日発表した統計によると、製造業の上場、店頭公開企業の2017年純利益は1兆5,137億台湾元(約5兆5,000億円)で、前年比13.4%増と、過去3年で最大の伸びとなった。純利益率は9.1%で前年比0.7ポイント上昇した。8日付工商時報が報じた。
業種別で純利益額が最も多かったのは電子部品業で6,520億元。純利益率は16.7%で前年比2.6ポイント上昇した。統計処の蔡美娟科長は、ファウンドリーの先進プロセス製品、および液晶パネル、DRAMの需要が拡大したためと指摘した。
コンピューター・電子および光学製品業は前年比6%減の2,846億元と、全業種で唯一マイナス成長となった。統計処は、同業界の純利益の約半分を占める鴻海精密工業の減益が響いたと説明した。このほかの業種の純利益は、▽化学材料業、2,016億元(26.9%増)▽石油・石炭製品業、813億元(6.1%増)▽食品業、572億元(97.5%増)──だった。
企業別の純利益の首位はファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)で、前年比2.7%増の3,431億元と、製造業全体の22.7%を占めた。2位は鴻海精密工業の1,387億元で6.7%減、3位は台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)の802億元で5.8%増加した。
また、製造業の上場、店頭公開企業の17年売上高は16兆6,000億元と、前年比4.4%増加し、3年ぶりにマイナス成長を脱した。
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