ニュース 政治 作成日:2018年5月8日_記事番号:T00076905
5月21日からジュネーブで開催される世界保健機関(WHO)の年次総会、世界保健総会(WHA)は、7日がインターネットを通じた参加申請の期限だったが、台湾は現時点で招待状を受け取っておらず、2年連続で参加できないことが確定的となった。中央社電が7日報じた。
陳衛福部長は、今年は参加できる可能性が極めて低いと認めつつ、現地での宣伝活動に全力を挙げる考えを示した(中央社)
台湾政府は招待状なしでも、陳時中衛生福利部長を現地に派遣して、記者会見や他国との会談を通じて、台湾の国際公衆衛生への貢献意欲をアピールする方針だ。また、民間団体も台湾の医療とWHO総会に関連した展示会を実施する。
蔡英文総統はこの問題について7日、「挫折感を抱く必要はない。一時的にWHO総会に参加できなくても国際社会において台湾への支持はますます強まっている。政治的圧力がどれほど強くても、国際機関が台湾を受け入れざるを得なくなるまで努力を続けよう」と台湾住民に呼び掛けた。
一方、中国外交部は同日、「この結果は民進党が『1992年の共通認識』を認めないためだ」と表明。国務院台湾事務弁公室(国台弁)も「責任は完全に民進党当局にある」と台湾政府を非難した。
台湾は馬英九政権時代の2009年から8年連続でオブザーバーとしてWHO総会に参加したが、昨年は中国の圧力によって参加を果たせなかった。
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