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亡き恋人の遺体冷蔵庫に潜入、男性が後追い自殺図る


ニュース 社会 作成日:2008年5月27日_記事番号:T00007693

亡き恋人の遺体冷蔵庫に潜入、男性が後追い自殺図る

 
 台南市で26日、恋人の突然の死に絶望した男性が、遺体が保存されている葬儀場の冷蔵庫に潜り込んで自殺を図ろうとした事件が発生した。

 廖森義さん(41)と蔡美娜さん(41)は10年来の恋人で、今年年末に結婚する予定だった。蔡さんは澎湖で化粧品会社を経営するキャリアウーマンで、時間をつくっては台南県後壁郷に住む廖さんに会いに来ていた。

 23日、いつものように廖さんの家へ遊びに来た蔡さんは、睡眠薬を服用した後、廖さんや友人らと翌朝3時までお酒を飲んで就寝した。ところが翌朝、蔡さんはベッドで冷たくなって死亡しているのが発見された。睡眠薬とアルコールで心臓発作を起こした可能性が高いという。

 蔡さんの遺体は27日に解剖される予定で葬儀場に移されたが、26日午前9時頃、葬儀場のスタッフが蔡さんが安置されている遺体保存用冷蔵庫の温度が通常の5度から12度に上昇しているのを発見。

 遺体の保存状態を確認するためにドアを開けたところ、蔡さんの遺体に寄り添う廖さんが見つかって大騒ぎになった。生きた人間が遺体と一緒に冷蔵庫から出てきたのは、葬儀場始まって以来のことだった。

 廖さんは4通の遺書を残しており、遺書には「来世で夫婦になれるよう、2人を合葬してほしい」などと書かれていた。

 警察によると、廖さんは遺体用冷蔵庫に潜り込んだものの、内側からはドアを完全に閉めることができず、冷蔵庫内の温度が12度に上昇したため、3時間経っても死亡しなかったもようだ。一途な愛を貫こうとした廖さんは病院に運ばれ、幸い一命を取り留めた。