ニュース 石油・化学 作成日:2018年5月14日_記事番号:T00076992
原油価格が上昇する中、経済部は11日、95無鉛ガソリン価格の上昇抑制措置を発表した。95無鉛ガソリン価格が上昇するほど消費者の負担が小さくなる仕組みで、今週から適用する。12日付経済日報などが報じた。
ガソリン価格が今後さらに値上がりするとの見通しの下、先週は各地のガソリンスタンドで満タンに給油しておく人が目立った(中央社)
経済部が発表した価格抑制措置によると、95無鉛ガソリンの小売価格が30台湾元(約110円)以下の場合、値上げ分は全て価格に反映する。30~32.4元では台湾中油(CPC)が値上げ分の25%、消費者が75%を、32.5~34.9元ではCPCと消費者が各50%を、35元以上ではCPCと政府が75%、消費者が25%を負担することで上昇幅を抑える。
CPCは13日、ガソリン・軽油価格を0.6元引き上げると発表し、14日から実施した。95無鉛ガソリンは1リットル当たり30.2元となり、過去3年半で最高を記録した。CPCは0.1元のコスト上昇分を吸収した。
CPCは、同社の95無鉛ガソリンの月間販売量100万トンで計算すると、0.1元のコストを吸収するごとに月間1億元の損失が生じると予想した。
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)も13日に同幅の値上げを発表し、14日から実施している。
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