ニュース 電子 作成日:2018年5月15日_記事番号:T00077019
鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の産業向けIoT(モノのインターネット)事業子会社、富士康工業互聯網(フォックスコン・インダストリアル・インターネット、FII)は14日、上海証券取引所でのA株上場に向けた上場目論見書の詳細を明らかにした。調達資金は272億5,300万人民元(約4,700億円)で、これまでに公表されている金額と変わらなかった。15日付経済日報が伝えた。
FIIをめぐっては、一部で資金調達規模の縮小観測が出ていた。FIIの上場は中国証券監督管理委員会(証監会)への申請から36日でスピード認可された。資金調達額はA株の過去の新規株式公開(IPO)で11位の規模で、過去3年では最高。また、ハイテク銘柄としてはA株で過去最高となる。
このほか、FII上場後の時価総額は2,731億人民元となり、親会社の鴻海精密工業を超え、A株銘柄で最大となる。
1株当たり公募価格は13.83元前後で決まる見通しで、5月24日から募集を開始する。略称は「工業富聯」、銘柄コードは601138となる。
上場目論見書で草案との相違点は、戦略投資家向けにオフラインで募集される新株(全体の70%)の売却禁止期間(ロックアップ期間)が12~36カ月とされたことだ。
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