ニュース 家電 作成日:2018年5月16日_記事番号:T00077046
パナソニック台湾は15日、4K有機EL(OLED)テレビの最新3機種をはじめ、2018年春季新製品群を発表した。有機ELテレビはビエラFZ1000/950シリーズの55インチと65インチで、日本設計・日本生産の「ジャパンプレミアム」をうたい、独自の高画質処理技術「ヘキサクロマドライブプラス」で忠実な色再現を実現。今年度の有機ELテレビ販売目標は1,000台と、前年の2倍以上を目指す。16日付工商時報などが報じた。
パナソニックは、有機ELテレビの新製品は映像のプロも認める高画質を実現したとアピールしている(パナソニックリリースより)
ビエラFZ1000/950シリーズは、有機ELパネルと新たな画質処理エンジンを組み合わせ、明るいシーンでの色/階調表現が大幅に進化。暗部の階調や色の再現性もさらに高めた。また、有機ELパネル制御技術の進化によって画面の明るさを向上させた。
また、上位機種のFZ1000では、パナソニックのハイファイオーディオ開発部門であるテクニクス開発陣との連携による、臨場感あふれるサウンドを伝える「Tuned by Technics」スピーカーを搭載。大画面・高画質にふさわしいハイクオリティーサウンドを実現した。
パナソニック台湾が同日発表したテレビは4K機種を中心に、日本製7機種、台湾製15機種の計22機種。台湾製4K55インチ機種は3万4,900台湾元(約12万8,000円)。日本製は4万9,900元からと購入しやすい価格でLGエレクトロニクス、サムスン電子、ソニー、シャープなどのライバルメーカーに対抗する。今年は同社テレビ販売全体に占める4K機種の割合を50~60%へと、昨年の35~40%から高める計画だ。
18年売上高、過去最高に照準
同社はこの他、幅68.5センチメートル、容量600リットルのミラータイプ冷蔵庫(8万1,900元)や、PM(微小粒子状物質)2.5の捕集効率99.97%を誇る高性能(HEPA)フィルター搭載の空気洗浄機、5枚刃ラムダッシュシェーバー、シャツをハンガーに掛けたまま使用できる衣類スチーマーなどの新製品も発表した。
パナソニック台湾は昨年度、創業55年で最高の売上高341億元を記録。増収は4年連続となった。今年度の売り上げ目標は353億元で過去最高の更新を狙う。テレビ全体の販売目標は15万台で市場シェア15%、このうち4K機種は10万台、シェア25%が目標だ。冷蔵庫は販売18万台、シェア35%を目標に置く。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722