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台湾キリン、低価格ビールに重点


ニュース 食品 作成日:2008年5月27日_記事番号:T00007711

台湾キリン、低価格ビールに重点

 
 台湾進出20周年を迎えた台湾キリンビールの平岡敬規董事長は26日、不景気に対抗するため低価格ビール「BAR BEER」に重点を置くと語り、「日本ブランドを台湾価格で提供することで消費者を獲得できる」という期待感を示した。27日付経済日報が報じた。

 平岡董事長は、「最近台湾は不景気で、高価格ビールは不調が続いているが、幸いキリンでは低価格ビールの売り上げが急速に伸びており、昨年は20%以上成長した。今年も10%以上の成長が見込める」と語った。今後はキャンペーンを通じ、台湾ビールと価格が近い「BAR BEER」のシェアを伸ばしたい考えだ。

 平岡董事長によると、昨年台湾全体のビール市場が10.6%のマイナスとなった中、キリンの売上高は12.5%増となった。総出荷量は215万ケースだった。

 キリンは、台湾政府による日本のビール輸入開放後、高価格帯の「一番搾り」を投入し、台湾は同社にとって海外で最大規模の市場に育っている。また、キリンは2015年までに台湾人総経理を誕生させ、域内輸入ビールの首位に立ちたいとの考えを示した。