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HTCのVRとスマホ連携、販売の相乗効果狙う


ニュース 電子 作成日:2018年5月28日_記事番号:T00077259

HTCのVRとスマホ連携、販売の相乗効果狙う

 宏達国際電子(HTC)は25日、中国・深圳で開いた「Viveエコシステム大会」で、中国で販売が好調なスタンドアロン型(一体型)VR(バーチャルリアリティー)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「Vive Focus」と、スマートフォンの新旗艦機種「U12+(U12プラス)」の機能を連携させたと発表。Vive FocusでU12+での電話着信やメッセージ受信の他、スマホをVive Focusの6自由度(DoF)コントローラーとして扱えるようにした。Vive FocusユーザーによるHTCスマホの購入増を狙ったとみられる。26日付工商時報などが報じた。

 HTCによると、Vive Focusとの連携は旧機種の「U11」、「U11+」でも可能だ。当面、他社ブランドのスマホに連携機能を開放する予定はなく、Vive FocusとU12+をセットにした販促プランも設けない。

 今年4月の調査によると、中国ではVR製品の購入に4,000人民元(約6万8,000円)以上を支払えると回答した消費者の割合が36%(16年比19ポイント上昇)、2,000~4,000人民元は43%(16年比19ポイント上昇)と、ミドルエンドクラス以上のVR製品の購入意欲が増している。こうした中、HTCは昨年、中国VR市場で販売台数シェア33.9%、販売額シェア56.1%でいずれも首位だった。一方、スマホは市場シェア0.4%にとどまる。