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台湾高鉄、4月に初の収支均衡を達成


ニュース 運輸 作成日:2008年5月28日_記事番号:T00007729

台湾高鉄、4月に初の収支均衡を達成

 
 最新の統計によると、台湾高速鉄道(高鉄)が4月、初めてキャッシュフローで収支均衡を達成したもようだ。同月はチケット収入で19億台湾元(約65億円)、広告、テナント収入など業務外収入で2億元余りとなり、支出は8億5,000万~9億元の運営コストおよび13億元の利息支払いを差し引いても赤字とならなかった。28日付工商時報が報じた。

 高鉄は4月、割引キャンペーンを実施し、初めて乗客数が延べ250万人を突破した。1日当たりでは3月に比べ10%の増加となった。しかし、チケット収入は3月比400万元の微減だった。

 交通部高速鉄路工程局の龐家驊局長は、4月は座席利用率が46.6%と3月に比べ5.6ポイント上昇したことを挙げ、「今年は経営状況はますます良くなる」と明るい見通しを示した。龐局長はまた、「高鉄は必要な運営資金を得るため、655億元の第2シンジケートローンを締結しており、資金には余裕があるため財務に問題はない」とも語っている。