ニュース 電子 作成日:2018年5月30日_記事番号:T00077317
韓国の電子業界専門のインターネットメディア、エレクトロニック・タイムズの報道によると、米アップルは来年発売するスマートフォン「iPhone」の全ての機種に有機EL(OLED)パネルを搭載するという。事実となれば、有機ELパネル搭載の「iPhoneX(テン)」の組み立て受注が最多の鴻海精密工業が最も恩恵を受ける見通しだ。30日付経済日報が報じた。
一方、アップルはサプライヤーを分散させるため、和碩聯合科技(ペガトロン)、緯創資通(ウィストロン)にも新型iPhoneの組み立てを少量委託するとみられている。
パネル業界関係者は、有機ELパネルは軽量薄型、フレキシブル化が可能、色彩表現の豊かさなどで優れており、新型iPhoneの品質、単価が高まると指摘した。
アップルにはサムスン電子が有機ELパネルを独占供給しているが、LGディスプレイ(LGD)も供給を開始する見通しで、鴻海傘下のタッチパネルメーカー、業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディング、GIS)に貼り合わせを発注する可能性がある。
このほか、鴻海が出資する設備メーカーの帆宣系統科技(マーケテック・インターナショナル、MIC)は、有機ELパネル検査装置でiPhone用パネルの試験生産に関わっており、今回の報道が事実となれば帆宣も恩恵を受ける見通しだ。
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