ニュース
その他製造
作成日:2008年5月28日_記事番号:T00007734
茂迪の生産量、来年400MWへ
太陽電池最大手、茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)の左元淮董事長は27日の株主総会で、来年の生産見通しについて、「十分な原料を確保しており、生産量は今年比で42%向上で400メガワット(MW)に達する」という見通しを明らかにした。28日付経済日報が報じた。
左董事長は、「今年の目標生産量の280MWは順調に達成できる。来年分として既に2,000トンの多結晶シリコン原料を確保しており、少なくとも200MWの生産に充てることができる。その他の原料供給ルートを加えれば400MWに達する。また、末端製品価格が1割下落したとしても、粗利益率の上昇傾向に変化はない」と説明した。
今後は台湾と中国で生産拡大に取り組み、3~5年後に両地で各1ギガバイト(GB)の生産能力を達成し、中華圏の太陽電池メーカーとしては、無錫尚徳太陽能電力(サンテックパワー)に次いで2位になるという予測も示した。
100MWの太陽電池の生産額を9,000万~1億台湾元と想定すると、同社の来年の売上高は360億~400億元(1,227~1,363億円)に達するという見通しが業界で出ている。これは月産6万枚の12インチウエハー工場1基を持つDRAMメーカーを上回るという。