ニュース 公益 作成日:2018年5月31日_記事番号:T00077353
台湾全土の最高電力使用量が30日、3,677万1,400キロワット(kW)に達し、過去最高を更新した。これまでの過去最高は昨年8月15日に記録した3,645万2,800kWだった。台湾電力(台電、TPC)関係者は、5月に電力使用量が過去最高を記録したのは初めてと説明。空梅雨で気温が高いほか、経済成長によって電力使用量が増加していることが原因と指摘した。31日付工商時報が報じた。
30日の運転予備率は、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の麦寮コージェネレーション工場で故障した発電機が回復したため3.35%を維持し、電力供給状況を示す信号が今年初めて「供給制限を警戒」の「赤」になることは免れた。
沈栄津経済部長は、整備中の発電機が6月初めに再稼働するため、運転予備率は6月以降に約6%まで回復する見通しで、電力不足の懸念はないと述べた。
各地の住宅・オフィスはクーラー全開。室外機からの熱で都市部の体感温度は高まっている(30日=中央社)
財界団体、中華民国工商協進会(CNAIC)の林伯豊理事長は、企業は電力の安定供給に不安を抱いていると述べ、政府にエネルギー政策の見直しを改めて求めた。
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