ニュース 電子 作成日:2018年6月1日_記事番号:T00077361
液晶パネル世界最大手、中国・京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)の王東升董事長はこのほど、業界では今回の生存競争の後、第7.5世代以下の生産ラインは淘汰(とうた)され、最後に残る企業は世界で3社、多くても5社だが、BOEはそのうちの1社として生き残ると発言した。1日付電子時報が報じた。
この発言に対し業界関係者は、供給過剰局面を迎える今後2~3年、さらに多くの第5世代ライン、老朽工場が閉鎖または改造を迫られるとみられるが、7.5世代以下の生産ラインが市場から完全に撤退を迫られる事態は今後5年は起きないとの見方を示した。
関係者はまた、BOEが生存を果たす1社に含まれるとの見方を肯定しつつ、韓国ではLGディスプレイ(LGD)が、台湾では鴻海精密工業傘下の群創光電(イノラックス)、シャープ、深超光電(深圳)が大連合を組んで生き残ることが有望と語った。
一方、友達光電(AUO)などのメーカーについては、携帯電話用パネルに特化して高い粗利益率を誇る瀚宇彩晶(ハンスター・ディスプレイ)の例を挙げつつ、ニッチの強みを生かした経営が参考になると指摘した。
その上で、人工知能(AI)、第5世代移動通信規格(5G)、モノのインターネット(IoT)の時代において、液晶パネルは依然最も重要なインターフェースであり、今後さらに多様な需要が生まれることが見込まれるため、大規模メーカーでなくても十分なチャンスがあるとの見解を示した。
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