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中鴻の6月域内価格、2500元の大幅値上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年5月28日_記事番号:T00007740

中鴻の6月域内価格、2500元の大幅値上げ

 
 中鴻鋼鉄は27日、6月に全製品の域内価格を1トン当たり2,500台湾元(約8,500円)、輸出価格を100米ドル引き上げると発表した。熱延製品では上昇率が前月比約10%となるなど、市場予測を大幅に上回る値上げとなる。28日付工商時報が報じた。

 中鴻によると、半製品であるスラブの国際価格が4月の1トン当たり850~870米ドルから5月初旬には920米ドルまで上昇、先日1,050米ドルを記録するなど、同社の熱延・冷延コイル価格を大幅に上回っている。6月の大幅値上げは、こうした状況に基づいて決めた。

 6月の域内価格は、▽熱延製品、1トン当たり2万9,500元前後▽冷延製品、3万1,500元▽溶融亜鉛めっき製品、3万2,900元──。輸出価格は、▽熱延製品、1,045米ドル▽冷延製品、1,115米ドル──となる。

 中鴻の5月の出荷量は18万5,000~19万トンだったが、6月の出荷量はスラブの供給不足から、1万~2万トン減少する見通しだ。同社は、7~8月の出荷量はさらに減少する可能性もあるとしている。