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建興電が省エネ電球に参入、フィリップスの受注獲得


ニュース 電子 作成日:2008年5月28日_記事番号:T00007741

建興電が省エネ電球に参入、フィリップスの受注獲得

 
 世界2位の光ディスクドライブメーカー、建興電子科技(ライトンIT)は、省エネルギー電球市場への参入を発表した。中国江蘇省の鎮江工場で9月に量産を開始する見通しで、既に省エネ電球最大手、フィリップスからの受注を獲得している。28日付電子時報が報じた。

 同社は省エネ事業に5年で20億台湾元(約68億円)を投じる。今後数年、鎮江工場に生産ラインを毎年15本ずつ敷設する考えで、今年の月産能力200万個を、来年は750万個まで引き上げる。同社によると、将来的には東南アジアに工場を設置する可能性もある。

 フィリップスは、省エネ電球の世界市場シェアが26%で、ポーランドとインドに生産拠点がある。ライバルの三洋電機や独オスラムとの価格競争に打ち勝つため、建興電への発注でコスト削減を図る狙いのようだ。

 市場調査機関の統計によると、省エネ電球の世界市場規模は今年が10億個、2015年が40億個だという。