ニュース 電子 作成日:2018年6月5日_記事番号:T00077424
米アップル製品の動向分析に定評のある台湾人アナリスト、郭明錤氏(中国・天風国際証券)はこのほど、アップルが今年下半期に発売すると見込まれるスマートフォン「iPhone」の新製品について、全体的に抑制した価格設定となり、出荷を拡大すると予測した。5日付工商時報が報じた。
郭氏は、iPhone新機種の全モデルに全画面ディスプレイ(狭額縁設計のインフィニティディスプレイ)を採用、3D(3次元)顔認証システム「Face ID」機能を導入し、価格は有機EL(OLED)ディスプレイ搭載モデルの6.5インチ版が900~1,000米ドル、5.8インチ版が800~900米ドル、液晶ディスプレイ(LCD)搭載の6.1インチ版が600~700米ドルと予測した。
アップルが新製品価格を抑制する理由について郭氏は、▽スマホ市場は既に成熟期を迎えており、高過ぎる販売価格は出荷量に不利となる▽末端製品の組み立ておよび3Dセンサーの歩留まり率向上によりコスト構造に改善がみられる▽Face ID利用者が増えるほど同社のサービス事業およびエコシステムに有利に働く──の3点を挙げた。
また、市場で出荷が10月以降にずれ込むと予想されているLCDモデルについて、予定通り9月に出荷されると異論を示した。
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