ニュース 商業・サービス 作成日:2018年6月6日_記事番号:T00077456
宿泊業界団体の中華民国旅館商業同業公会全国聯合会は、民泊仲介サイトAirbnb(エアービーアンドビー)が違法な宿泊施設を仲介しているとして、12日に台北駅周辺で抗議デモを計画している。Airbnbは台湾進出以降で最大規模の抗議に直面することになりそうだ。6日付経済日報が伝えた。
同公会の張栄南理事長は5日、「公会はAirbnbと交渉を行い、1日単位で利用できる違法宿泊施設を取り扱わないよう求めたが、反応を得られなかった」とし、今後抗議をエスカレートすることも辞さない立場を示した。
宿泊業界は、違法宿泊施設の影響で、合法的な宿泊施設が年間300億台湾元(約1,100億円)の営業被害を受けていると主張した。張理事長は「ホテル業界は深刻な不景気にあり、耐えかねて立ち上がった」と述べた。
12日には交通部観光局が違法宿泊施設の根絶に向けた記者会見を台北駅で予定しており、業界団体はそれに合わせてデモ決行を決めた。
ただ、取り締まりは難しいのが現状だ。交通部観光局の張錫聡副局長は「Airbnbは越境電子商取引のプラットフォームであり、台湾には会社登記しておらず、公権力による管轄が不可能だ」と話した。
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