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サムスン、台湾でスタートアップ物色


ニュース 電子 作成日:2018年6月7日_記事番号:T00077475

サムスン、台湾でスタートアップ物色

 韓国サムスングループのスタートアップ支援企業、サムスンネクストは、台湾で支援対象を探している。同社の廖瑞鋒執行董事は、「ディセントラリゼーション(中央管理が不要となるビジネスモデル)が次のトレンドとなり、新たなチャンスと産業再編を生む」と予想した。7日付経済日報が伝えた。

 同社はディセントラリゼーションを中心理念とし、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、ブロックチェーン、エッジコンピューティングなどの分野を投資対象としている。今回は台北国際電脳展覧会(コンピューテックス台北)の、世界各国・地域の革新的なスタートアップを紹介する特別展「InnoVEX(イノベックス)」に出展している。

 サムスングループは業務多角化を目指しており、サムスンネクストは将来的な業務転換を促進するため、新たな商品やビジネスモデルに投資を行う目的で活動している。投資した企業は過去5年間で78社に上る。台湾でスタートアップ企業を物色するのは初めてだ。

 廖執行董事は「台湾のスタートアップ企業への投資は、イスラエルでの投資実績をモデルとし、技術革新を重視していく」と述べた。