工作機械部品大手、上銀科技（ハイウィン・テクノロジーズ）が６日発表した５月の連結売上高は26億2,000万台湾元（約97億円）で、前月比6.4%増、前年同月比55%増となり、単月の過去最高を更新した。自動化設備向けの需要と新規生産ラインの稼働が貢献した。７日付経済日報が報じた。
ハイウィンの卓永財董事長は、日本市場の開拓を強化するため、日本で買収計画を進めており、大手メーカーと交渉中と明らかにした。
卓董事長は先週、日本でインテルのサプライチェーン入りを果たしたと明らかにしていた。最近は米国、日本の半導体設備業者が受注獲得のため相次いでハイウィンを訪問している。卓董事長は７日、日本を訪問し、これらの業者と出荷の順番について協議する予定だ。
このほか、兵庫県神戸市で計画している新工場について、既に同市に建設計画を申請しており、今年末に着工、2020年半ばに稼働する予定だ。新工場の敷地面積は7,500坪で、研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターやボールねじ、リニアガイドの生産拠点を設置する計画だ。
