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台プラ主要4社、5月26%増収【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2018年6月7日_記事番号:T00077478

台プラ主要4社、5月26%増収【表】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が6日発表した主要4社の5月連結売上高は1,513億900万台湾元(約5,600億円)で、前月比8.3%増、前年同月比26.6%増だった。原油価格上昇が貢献した。7日付経済日報などが報じた。

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 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の5月連結売上高は223億6,100万元(前月比14.3%増、前年同月比25.1%増)、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)は300億4,700万元(前月比7.7%増、前年同月比22.1%増)で、両社とも過去最高を記録した。

 台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は326億4,400万元で、前月比1.4%減、前年同月比22.5%増だった。同社は原油価格の上昇、フェノールの供給逼迫(ひっぱく)から、製品価格が昨年より高いと説明した。

 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は662億5,700万元で、前月比12%増、前年同月比31.5%増だった。同社は、石油精製はフル稼働で1日当たり53万7,000バレルに上り、オレフィン価格が上昇していると説明した。

 今後の見通しについては、台化以外の3社で6月に定期保守点検を予定しているものの、第2四半期の売上高と利益が前期を上回ると予測した。台化の洪福源副董事長は、市場の在庫水準が低下しており、製品価格を下支えするとの見方を示した。