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タイメドのエイズ新薬、販売好調で生産拡大へ


ニュース 医薬 作成日:2018年6月7日_記事番号:T00077479

タイメドのエイズ新薬、販売好調で生産拡大へ

 バイオ新薬メーカー、中裕新薬(タイメド・バイオロジクス)の張念原董事長は6日、米国で発売したエイズ治療用の静脈注射剤「Trogarzo(TMB-355)」が予想を上回る売れ行きで、生産能力を大幅に拡大すると表明した。また、欧州連合(EU)での医薬品認可の取得時期が早まるとの見通しも明らかにした。7日付経済日報が報じた。

 張董事長は、米国でTMB-355を利用し得る患者数2万人のうち、約7,000人がTMB-355を毎月使用することになると予想。4年半後に米国とEUを合わせて1万5,000人分の需要への対応を目指し生産能力を整備する考えを示した。

 張董事長は、TMB-355の将来的な需要と他の開発中の新薬の需要を考慮すると、中国の無錫工場(江蘇省)と2020年に稼働を予定する新竹県竹北工場の合計生産能力2,000リットルでは不十分で、需要の20%を外部に生産を委託して対応する計画だと説明した。