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キングカー、ビール市場に参入


ニュース 食品 作成日:2018年6月7日_記事番号:T00077480

キングカー、ビール市場に参入

 コーヒー飲料大手、金車(キングカー)は6日、自社製造のドイツ風ビール「柏克金(バックスキン)」の販売を開始した。2008年より製造するシングルモルトウイスキー「噶瑪蘭(カバラン)」に続くアルコール商品で、台湾ビール市場に参入する。7日付工商時報が報じた。

 コンビニエンスストア大手4社で「柏克金」の缶商品を、全聯福利中心(PXマート)などのスーパーマーケットや量販店で瓶商品を発売した。価格は330ml(ミリリットル)缶が48台湾元(約180円)、500ml缶が68元、365ml瓶が58元。

 桃園市の中壢工場(約2,000坪)で製造する。原料や発酵槽などの製造設備は全てドイツから輸入した。年産能力は1万トン。

 キングカーの李玉鼎総経理は、第2工場の建設計画に着手しており、来年の夏休みシーズンに稼働すると説明。年産能力は10万トンに拡大する。投資額は10億元。年産能力6万~10万トンの第3工場も設置する計画で、その段階で売上高が100億元を突破するとみている。

 李総経理によると、台湾のビール市場の規模は年間300億元とウイスキーの3倍。ブランド別シェアは▽台湾啤酒、60%▽ハイネケン、15%▽キリン、10%──となっている。