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生技中心と米マスチャレンジ、ユニコーン育成でMOU


ニュース 医薬 作成日:2018年6月7日_記事番号:T00077481

生技中心と米マスチャレンジ、ユニコーン育成でMOU

 経済部傘下の財団法人、生物技術開発中心(生技中心、DCB)は現地時間5日、米ボストンに拠点を置く世界最大規模のスタートアップ・アクセラレーターのマスチャレンジと提携覚書(MOU)を結んだ。来年、台湾にマスチャレンジの支部を設置し、バイオ医学分野で成長が見込めるスタートアップを発掘、「ユニコーン」(時価総額が10億米ドル以上の非上場ベンチャー企業)への成長を促す。7日付経済日報が報じた。

 DCBは、傘下の南港生技育成中心は10年余りで70社以上のスタートアップを育てた実績を持ち、今年初めに国際デジタルヘルスインキュベーター計画「タイワン・フェニックス・プロジェクト」を立ち上げたと説明。当時、マスチャレンジのマイク・ラレッテ社長を招いて、双方で仁新医薬(リン・バイオサイエンス)など15社を選び、そのうちの10社の代表者が訪米して交流を行ったと、既にマスチャレンジ側と交流実績があることを述べた。

 マスチャレンジは2010年創業で、米国、イスラエル、スイス、南米などに拠点を持つ。対象のスタートアップは、プロジェクト案募集、選定、トレーニング、提携対象探しを通じて、最終的に出資を得られるか、買収されるかが決まる。マスチャレンジはスタートアップから投資報酬を得るビジネスモデルで、スタートアップへの出資は行わない。