ニュース 社会 作成日:2018年6月8日_記事番号:T00077512
中国が最近、台湾の高校生に対し中国の大学への進学呼び掛けを強化していることについて、行政院大陸委員会(陸委会)の邱垂正副主任委員は7日、過去5年間、台湾から中国に留学する学生数は1年当たり2千数百人で推移している一方、欧米や日本、オーストラリアなどへの留学生は平均3万人に上るとして、中国は台湾の学生にとって単なる選択肢の一つであり、唯一の選択肢ではないと強調した。8日付工商時報が報じた。
邱副主委は、今年の中国への留学生は増えると予測した(7日=中央社)
2017年の中国への留学生は2,567人で過去最高となった。ただ、中国以外の国への留学生は3万7,149人で依然大きな開きがある。邱副主委は、人材が海外に赴くことは、台湾の国際競争力にとって鍵となる要素の一つだと述べた。
邱副主委は、中国が台湾の学生誘致を積極化する中、今年は中国への留学生数がさらに増える一方、中国では今年大学卒業生が初めて800万人を超える見通しで、就職競争が非常に激しく、こうした中で台湾に恩恵を施す政策が安定的に継続されるのか注視する必要があると指摘。台湾の若者が就業を奪うことに対する現地の見方もリスク要因との見解を示した。
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