ニュース 電子 作成日:2018年6月11日_記事番号:T00077519
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が8日発表した5月連結売上高は809億6,900万台湾元(約2,970億円)で前月比1.1%減、前年同月比11.2%増だった。2カ月連続で市場の予測を上回った。9日付工商時報などが報じた。
証券会社は、6月の出荷は前月と変わらない見込みの上、台湾元相場は1米ドル=30元前後が続いており、第2四半期連結売上高は2,300億~2,350億元と、予測を上回る可能性が高いと指摘した。
業界関係者は、7ナノメートル製造プロセスは量産に入っているものの、7割以上を占める米アップルのスマートフォン「iPhone」新機種向けプロセッサー「A12」の生産量が大きく増加していないと指摘。仮想通貨の採掘(マイニング)装置の世界最大手、北京比特大陸科技(ビットメイン)による発注削減で、マイニング向けASIC(特定用途向けIC)受注が大幅に減少しているとの見方もある。証券会社は、TSMCの第3四半期売上高の予測を前期比10~15%増と、年初時点の予測、前期比20%増から下方修正した。
業界関係者は、第4四半期には「A12」の出荷量が増加し、TSMCの同期連結売上高が過去最高を更新すると予測した。
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