ニュース その他製造 作成日:2018年6月11日_記事番号:T00077527
世界最大の太陽電池生産地および市場となっている中国で先ごろ、政府が太陽光発電設備の設置に対する補助金を削減する方針を発表したことを受け、同国の関連業者の多くで減産が避けられない状況となっている。台湾のシリコンウエハー、導電ペースト、太陽電池業界にも影響が及んでおり、一部メーカーは既に生産能力を30%以上縮小した。11日付経済日報が伝えた。
中国は、太陽光発電設備の新設量で過去5年連続で世界1位、累計設置量でも過去3年連続で1位となっている。こうした中、今回の補助金削減により、今年は新設量が前年に比べ40~50%減少すると予想されている。
台湾の太陽電池用シリコンウエハー大手、緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)は製品価格の急落による損失の拡大を避けるため、6月より減産を実施していることを明らかにした。生産ライン稼働率を60%以下にまで落としたが、販売価格の急速な下落ぶりから減産措置は一定期間続くとみている。
一方、太陽電池用導電性ペーストの台湾最大手、碩禾電子材料(ギガソーラー・マテリアルズ)は、市況が低迷するリスクを分散するため、中国・遼寧省瀋陽市に自動車向け正極材料工場を設置するなど、事業の多様化を図っている。
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