ニュース 電子 作成日:2018年6月12日_記事番号:T00077544
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)は11日、インターネットを通じて業績説明会を行い、陳泰銘董事長が、受動部品の供給不足は緩和の兆しが見えず、各社が生産能力を拡充しても供給は需要に追い付かないと現状を説明した。供給不足で積層セラミックコンデンサー(MLCC)価格は7年前の水準を回復しており、今後も比較的合理的な価格を維持するとの見通しを示した。12日付経済日報などが報じた。
陳董事長は業界の指標的な企業としてMLCC世界最大手の村田製作所を挙げた。日本メーカーが0.1マイクロファラッド(μF)、1μF、4.7μF、10μF、22μFなど中大型規格製品の生産を縮小するのは、製品の技術水準が低いためではなく利益が出ないためだと指摘。日本メーカーが今後2年で受注を中止する製品は全体の20~30%に上り、ヤゲオはそのうちの95%を引き受けられると優位性を改めてアピールした。
陳董事長はまた、需要期を控えて在庫回転日数を引き上げていることを明らかにした。第1四半期は54日、輸送中の製品や倉庫に保管中の製品を除くと35日で、適正とされる60日とは一定の開きがあった。第2四半期は45日になるとしている。
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