ニュース 電子 作成日:2018年6月12日_記事番号:T00077548
光学機器受託生産大手、亜洲光学(アジア・オプティカル)の頼以仁董事長は11日、同社が開発した、光学5倍ズームを実現する潜望鏡式レンズシステムは既に多くのスマートフォンブランドから認証を取得し、今後製品への採用が計画されており、今年末にも正式に出荷が始まる見通しだと明らかにした。12日付工商時報が報じた。
頼董事長。潜望鏡式レンズシステムには中国ブランド大手3社、および日米各1社が関心を示しているとされる(11日=中央社)
現在、スマホの光学ズームシステムは、ほぼ全て本体に対し垂直にレンズを移動させる方式となっているが、潜望鏡式システムはスマホの薄型性能を維持した上で搭載するレンズの枚数を増やすことが可能なことから、今後、次世代のハイエンド機種での採用が増えるとみられている。
なお中国のOPPO広東移動通信は昨年、光学5倍ズームを実現する潜望鏡式レンズシステムを採用した世界初のスマホを発売したが、実際には光学3倍ズームにデジタル2倍ズームを組み合わせたものだった。
これについて頼董事長は、モールドガラス非球面レンズを採用すれば「本物の光学5倍ズーム」が可能と指摘。同社では現在、台中市と中国・深圳市に台湾メーカーとしては最大となる、月間1,200万枚のスマホ向けモールドガラス非球面レンズの生産能力を擁すると強調した。
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