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FIIの株価一段高、過酷労働告発も


ニュース 電子 作成日:2018年6月12日_記事番号:T00077550

FIIの株価一段高、過酷労働告発も

 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の産業向けIoT(モノのインターネット)事業子会社、富士康工業互聯網(フォックスコン・インダストリアル・インターネット、FII)の株価は、上海上場初日の8日からきょう12日まで、週末をはさんで3営業日連続でストップ高となっており、公募価格を74%上回る23.99人民元(約410円)まで高騰した。12日付工商時報などが伝えた。

 同社の株式時価総額は4,724億人民元まで拡大、中国A株のハイテク銘柄では最大となった。

 こうした中、ロイター通信によると、非営利団体(NPO)のチャイナ・レイバー・ウォッチはこのほど、富士康科技集団の湖南省衡陽市の工場には、月間の残業時間が100時間を超える長時間労働、低賃金、訓練不足のほか、派遣労働者の割合が法定上限の10%を超える40%に達しているなど問題が存在しており、9カ月にわたり監視対象としていることを明らかにした。

 衡陽工場では米アマゾン・ドット・コムのスピーカーを生産しており、アマゾン側も改善を求めているという。