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記事番号:T00077573
2018年6月13日15:58

 スマートフォン用カメラレンズ最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)の林恩平執行長は12日、現在フル稼働で7月の受注が満杯な上、下半期はトリプルレンズカメラ搭載のスマホが増える見込みで、たとえスマホ販売台数が増えなくてもレンズ需要は増え続けると、期待感を示した。こうした中、既存工場の最大2倍の規模となる新工場を建設する計画を明らかにした。13日付経済日報などが報じた。

/date/2018/06/13/00top_2.jpg林執行長(左2)は、ライバルは手ごわいが、自身(自社)が走ることが重要で、他人(他社)に構っている暇はないと述べた(12日=中央社)

 中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が先日、世界で初めて3つのカメラレンズを搭載したスマホ新機種「P20 Pro」発売し、市場の注目を集めている。林執行長は、顧客のスマホメーカーからトリプルカメラレンズの設計を求められることが増えており、来年はトリプルカメラレンズ搭載スマホが増えると述べた。また、潜望鏡レンズ設計も増えており、来年出荷する可能性があると話した。

 この他、顧客向けに7P(プラスチック製レンズ7枚)の設計もあり、来年量産に入ると話した。林執行長は、ほぼ全画面のインフィニティディスプレイ(狭額縁設計)の機種が増える中、レンズの搭載スペースが縮小しており、レンズ需要は減るどころか、技術的な難易度が上がっており、プラスチック製レンズは有望市場だと述べた。

 林執行長はまた、スマホの3D(3次元)センサー対応レンズ搭載が増える中、プラスチックレンズを1枚追加することで発熱問題を解決できると説明し、現在、顧客にサンプル出荷中と明かした。市場関係者は、アップルが採用した場合、ラーガンの下半期売上高に大きく貢献すると予測した。

投資額500億元も、過去最大規模

 林執行長は、スマホ向けレンズ工場を新設するため、3万~4万坪の用地を探していると述べた。市場では、投資額は500億台湾元(約1,850億円)以上、同社にとって過去最大規模とみられている。

 ラーガンは昨年末、台中市南屯区の本社そばで建設した工場(1万3,700坪)の量産を開始した。投資額は200億元余り。続いて、台中市西屯区で今年、新工場(4,195坪)に着工する予定だ。

 ラーガンの今年5月の連結売上高は、前月比25%増、前年同月比15%増の43億1,900万元と、予測を上回り、年初来で最高を記録した。

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