ニュース 電子 作成日:2018年6月14日_記事番号:T00077600
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)業界では、中国企業の躍進が目立ち、台湾企業には大きな圧力となっている。
14日付経済日報によると、市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下の拓墣産業研究院(TRI)は13日、今年上半期の半導体パッケージング・テスティング業界上位10社の増収率は前年を下回るが、中国業界大手3社である江蘇長電科技(JCET)、天水華天科技、南通富士通微電子(通富微電)はいずれも2桁台の増収を示す見通しだ。3社が上位10社による合計売上高に占める割合も過去最高の26.9%に達するとみられる。
TRIは「市場は自動車用、第5世代移動通信規格(5G)、人工知能(AI)などの分野の将来性を有望視しているが、技術はまだ応用の初期段階にあり、パッケージング・テスティング需要を押し上げる力は限定的だ」とした上で、日月光半導体製造(ASE)やアムコア・テクノロジーなどは今年末まで粗利益率の低下に直面すると分析した。
台湾業界では、ASEがさまざまなシステムレベルでパッケージング・テスティング受注に力を入れているほか、京元電子(KYEC)が独自のウエハー検査機器を導入するなどして、中国企業との直接競争を避ける戦略を取っている。
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