ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

プロパンガス容器、米国がダンピング調査開始


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年6月14日_記事番号:T00077606

プロパンガス容器、米国がダンピング調査開始

 経済部国際貿易局(国貿局)は12日、米国が台湾、中国、タイから輸入するプロパンガス用スチール容器(シリンダー)に対し、反ダンピング(不当廉売)調査を開始すると発表した。中央社などが報じた。

 米国際貿易委員会(ITC)が7月6日に発表する仮決定で米国メーカーの損害を認定すれば、商務省が10月29日に仮決定、来年1月14日に最終決定を発表する。ダンピング課税率は▽台湾、27.19~66.2%▽中国、55.41~108.6%▽タイ、47.67~122.48%。

 台湾の2017年プロパンガス用スチール容器対米輸出額は1,006万米ドル、輸出量は70万6,000個と、15年の4万個余りより大幅に増加した。米国の17年輸入に占める割合も11.27%と、15年の1.03%から拡大した。上位は中国(シェア63.9%)、タイ(シェア14%)。

 国貿局は、スチール容器メーカーは台湾域内向けが中心で、米国向けは産業ガス業者が充塡(じゅうてん)して輸出することが多く、既に注意を促したと説明した。