ニュース 電子 作成日:2018年6月15日_記事番号:T00077626
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)の子会社、奇力新電子(チリシン・エレクトロニクス)が昨年、株式交換を通じ、チップ抵抗器メーカー、旺詮(ラレック・エレクトロニック)を買収したことに関連し、奇力新の幹部とヤゲオの関係者が計画の発表よりも1カ月前に奇力新の株式を取得していたとして、台北地方検察署などは14日、インサイダー取引の疑いで容疑者の事情聴取を行い、関係先6カ所を捜索した。15日付工商時報が伝えた。
奇力新は昨年1月23日、旺詮の全株式を株式交換で取得することなどを発表した。奇力新の株式は同日、売買停止となったが、発表前に同社株式の売買が不自然に急増していたため、関係者のインサイダー取引が疑われていた。
奇力新は「検察による捜索は受けていない。買収決定の過程では関連法令を守っており、決してインサイダー取引はない」とした上で、社員が当時自社株を取得していたことについては、「個人的な財テク活動であり、会社とは無関係だ」と主張した。
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