ニュース 電子 作成日:2018年6月15日_記事番号:T00077632
移動通信の標準化団体、3GPP(サード・ジェネレーション・パートナーシップ・プロジェクト)は14日、第5世代移動通信システム(5G)の標準仕様「5G NR」の初版策定が全て完了したと発表。5G通信の商用化に向けた大きな一歩を踏み出した。5G仕様の策定には中華電信、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)、聯発科技(メディアテック)、鴻海精密工業傘下のシャープが参画しており、台湾メーカーの5G商機獲得に期待が高まっている。15日付経済日報が報じた。
中華電信の林国豊執行副総経理は、5G仕様の策定完了について「5Gによる高速大容量モバイルブロードバンド(eMBB)の商用化に向けた重要なマイルストーンとなる」と語った。今後の仕様改訂により、大量の端末による通信(mMTC)や超高信頼低遅延通信(URLLC)といった5Gの要件が満たされ、より広範囲な分野での応用が進むとの見通しを示した。
亜太電信の呂芳銘董事長も、5G仕様の策定完了は世界にさらなるスマート化技術をもたらすと語り、同社では「5G+8K」エコシステムの構築や産業向けインターネットサービス、スマートライフの充実に注力し、多くの革新的ソリューションを提供していきたいと語った。
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