ニュース 食品 作成日:2018年6月15日_記事番号:T00077633
有料会員制の米系量販店のコストコ(好市多)で販売されていた米ナショナルビタミン社製の栄養補助食品「植物性DHA藻類オイル」(カプセル剤)に、基準値5ppm(ppmは100万分の1の濃度)の約5倍の有害可塑剤「フタル酸ビス(DEHP)」が含まれていたことが明らかになった。同食品を輸入、販売する全国維他命(台北市)は、問題の製品は全て販売を停止しており、無条件の返品・交換に応じると表明した。15日付蘋果日報が報じた。
蘋果日報に寄せられた全国維他命の元従業員からの告発によると、全国維他命が昨年11月に輸入した同製品の検査をSGS台湾検験科技に依頼したところ、基準値の5.31倍に相当する26.55pmのDEHPが検出され、同社の曽世文董事長夫妻に報告したが、そのまま台湾全土のコストコ13店に出荷され、毎月1,000個近くが販売されていたという。
全国維他命の財務長は、検査結果を見た栄養士が昨年11月17日に曽董事長にメールで報告したが、同栄養士は同月30日に離職し、翌月4日に入社した栄養士との引き継ぎで漏れがあったこと、および曽董事長が報告のメールを読んでいなかったことから今回の事態を招いてしまったと釈明した。
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